掛け軸を買取いたします。

掛け軸を買取いたします。
2020年1月19日

いちのやでは、掛け軸を高価買取いたします。

本日は、書や画を裂・紙などで表装した美術品である「掛け軸」についてご紹介いたします。

■掛け軸について

掛軸は、墨跡や書画を表装したもので、日本の伝統建築の室内装飾や茶道の世界と密接に関わりながら発達してきました。作品部分だけでなく裂地など表具の美しさを鑑賞することも掛軸の魅力のひとつとなっています。
日本の風土や伝統の中で発達してきた掛軸ですが、最近では床の間のある住宅も減少し、掛軸を飾る場面も茶席などに限られてしまうことが多く、掛軸は仕舞われていることの方が多いかもしれません。
千利休居士からの聞き書きをまとめたものとされ侘び茶の思想が書かれた『南方録』では、「掛物ほど第一の道具はなし、客・亭主共に茶の湯三昧の一心得道の物也、墨蹟を第一とす、其文句の心をうやまひ、筆者、道人、祖師の徳を賞翫する也」と書かれており、茶の湯の背景にある禅の教えが書かれた墨蹟という掛物(掛軸)が、茶室の最も重要なものの一つであるとされました。

掛軸は大きく分類すると、書蹟・絵画・画賛に分けられます。
絵画は唐物が尊ばれた室町時代に唐絵として、書院の床に飾っていたと伝わっています。
書蹟の多くは、禅僧の墨蹟や和歌や手紙などで、茶室の床に初めて掛けられた墨蹟は、中国・北宗時代の禅僧の『圜悟克勤(えんごこくごん)』が弟子に宛てた「流れ圜悟」という印可状であるとされています。
千利休の師である『武野紹鴎』が、藤原定家の「小倉草子」を掛けた事が、和歌を茶室の床に掛けた始まりされています。

■掛け軸の保存方法について

掛軸は保存状態の良し悪しで、シミなどの汚れを防ぐことができ、価値も大きく変わります。
長い間、掛軸を床の間に掛けた状態でいますと、日焼けなどにより変色してしまう恐れがあり、また箱に長い期間仕舞ったままの場合も、湿気によりカビの原因になり、状態が悪くなる恐れがございます。
そのため、季節ごとに定期的に掛替をする事で、掛軸を休ませる事が良いでしょう。
また、桐箱に仕舞ったままの掛け軸も、年に1回は虫干しを兼ねて掛けて、湿気を除くことで良い状態が保てます。
掛軸を収納する際は、柔らかい毛ばたきを使用して表面の埃を取り除きます。この時、掛軸を傷めぬよう、直接作品をはたくのではなく、毛ばたきを動かしたときに起こる空気の流れによって埃を取り除きましょう。
収納する日は、よく晴れた湿度の低い日に陰干ししてから収納します。
掛軸は、急激な温度変化に弱いので、エアコンの風などが直接当たらない場所で陰干ししましょう。
また、収納する共箱も一緒に軽く陰干しして、乾いた布で拭いた後に掛軸を収納します。

掛け軸の共箱

■茶室での掛物(掛軸)の鑑賞について

掛け軸は和室の床の間でよく見られますが、茶道においても茶室の空間を演出するための道具でして用いられています。茶道では掛軸のことを「掛物」と言われ、俗に「軸」「幅」ということもあります。
茶道においての掛軸は、亭主が茶席をどのような気持ちで過ごしてほしいかという茶席の趣旨などのメッセージを示すことや、四季折々の季節を感じさせるために用いられます。
茶室の床で掛軸を前にしたら、まずは床の空間と掛軸との調和を感じとり、作品部分である本紙の書や画を読み取り、筆跡、落款印、関防印、紙本や絹本の質感などを味わいます。

※落款印:落成款識の略で、書面が完成したとき、自作であること証するために氏名や雅号などを記した印。姓名や氏名を彫刻した落款印で文字が白色の印を「姓名印(白文印)」、書家や画家が本名とは別につける名である雅号を彫刻した文字が朱色の印を「雅号印(朱文印)」といいます。
※関防印:心境を表す語や個人が好む句が刻字された印。

その後、掛軸の表具を「一文字」「中廻し」「天地」「風帯」「軸先」の順番で拝見していきます。
掛軸の表具には、仕立て方や裂地が変わります。表具裂と本紙との調和を感じ取ることも掛軸の見所のひとつです。

・一文字:本紙の上下につける細い横裂。他の部分より上質の裂を使用します。
・中廻し(ちゅうまわし):本紙と一文字のまわりを囲んでいる裂地。本紙の左右の中廻しを「柱」とも言います。
・天地:中廻しの上下にある部分のことです。
・風帯:天の部分の二か所に下げられている細い帯。中国から伝わった形式である文人表装にはこの風帯と一文字が略されています。
・軸先:掛軸の一番下にある軸木の両側につける円形状のもの。素材は様々で、格にあわせて唐木、陶器、鹿角、玉石、樹脂などが用いられる。

■買取対象の掛軸の種類

【書の掛軸】
書には政治家の書や歌人による書、黄檗宗、大徳寺の僧侶の書など様々な種類がございますが、古い時代のものから近代の作品まで幅広く対応しております。
・買取対象一例
高浜虚子、西郷隆盛、山岡鉄舟、勝海舟、高橋泥舟、伊藤博文、東郷平八郎、吉田茂、頼山陽、清水公照、立花大亀、堀内宗完、而妙斎、即中斎、惺斎、鵬雲斎、淡々斎など

【絵画の掛軸】
水墨画、仏画、山水画、花鳥画などジャンルや流派を問わず買取いたします。
・作家一例
池大雅、伊東深水、池田遙邨、今村紫紅、上村淳之、上村松篁、奥村土牛、小野竹喬、堅山南風、加山又造、川合玉堂、酒井抱一、谷文晁、鏑木清方、木村武山、川端龍子、小林古径、後藤純男、小村雪岱、堂本印象、富岡鉄斎、橋本関雪、東山魁夷、平山郁夫、福王寺法林、前田青邨、松林桂月、村上華岳、横山大観、吉田善彦など

【中国作家の掛軸】
いちのやでは、中国掛軸の買取を行っております。中国書画は、近年、中国での買い戻しも多く、需要の高い傾向にあり高価買取することができます。
・作家一例
仇英、金農(金冬心)、黄冑、胡鉄梅、沈周、石濤、孫文、張大千、董基昌、董寿平、范曾、呉昌碩、斉白石、王一亭(白龍山人)、八大山人、白雪石、林風眠など

古くから実家で保管されていた掛軸など作者の名前が分からない場合でも、ご心配せずご相談下さい。

書家、日本画家の掛け軸

■掛軸の高価買取のポイント

掛軸の査定は、「作者名」「シミや汚れなどの状態」「表具」「共箱の有無」「作品の制作時期」などにより買取額が決まります。
作者の署名が書かれている「共箱」は保証書の代わりのような役割があるため、共箱に入った掛軸は買取額がアップします。
また箱が二重になっている「二重箱」が共箱の掛軸は高価買取が期待できます。
箱が無い掛軸や作家名、作品の詳細などが分からず価値があるものか分からない掛軸でも、確かな鑑定眼を持った専門の査定士が丁寧に査定いたしますので、お気軽にご相談下さい。
掛軸の買取は、骨董品、美術品の買取に強い「いちのや」にお任せ下さい。

【掛軸の買取について】

掛け軸の買取をご希望の際には、お電話(0120-274-888)もしくウェブサイトのお問い合わせフォームよりご相談下さい。掛け軸の他、茶道具や骨董品、絵画などの買取のご相談も大歓迎です。

いちのやでは、遺品整理や引っ越しの際での買取依頼が多く、亡くなった家族の方が生前集めていた掛軸や茶道具などがあるが、価値がまったく分からず、処分する前に買取ることできる物は買取って欲しいという依頼が多く、そういった場合は、査定費、出張費無料の出張買取で対応しております。
もちろん査定額にご納得頂けなかった場合でも、キャンセル料・出張費・査定費などすべて無料ですので、安心してご連絡下さい。
掛け軸のご売却をお考えでしたら、年間に多くの掛け軸の買取を行っている、いちのやにお気軽にご相談ください。

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