煎茶道具を買取いたします。

煎茶道具を買取いたします。
2020年1月18日

いちのやでは、茶碗、急須、盆などの煎茶道具を高価買取いたします。

玉露や煎茶などのお茶を楽しみながら、共に楽しい時間過ごす日本の伝統文化である「煎茶道」と煎茶道で使用される「煎茶道具」についてご紹介いたします。

■煎茶道の歴史

日本の煎茶道の始まりは江戸時代初期に、禅宗流派の一つである黄檗宗を開いた「隠元隆琦禅師」という僧侶であるとされています。
江戸前期、煎茶は、最新の中国文化であり、煎茶を飲みながら道士服姿で哲学的な会話を楽しむ「煎茶趣味」として、知性を追求した文人の間で広まっていました。
江戸中期には、抹茶による茶道諸流のすみわけが発生し、各流派の茶道体系が完成してくると、茶道文化の内容は硬く形式ばったものになっていった事もあり、それまで道の文化として注目されてこなかった、中国式の工夫茶がこの頃より省みられ新しい茶道として発足することとなります。

煎茶道の営みの先頭に立った人物が、佐賀市生まれの「売茶翁」を標榜した柴山元昭(高遊外)という人物でした。売茶翁は、黄檗禅を中心に幼い頃から懸命に勉学に励む、その傍らで煎茶に深い関心を抱きました。
売茶翁は黄檗宗の禅僧として各地を巡り、長崎で煎茶を学び、61歳になり、京都鴨川のほとりで「日本初の喫茶店」と言われる「通仙亭」という売茶業を始めました。

通仙亭には「茶銭は黄金百鎰(現在で1億円以上)より半文銭(現在25~30円程)までくれしだい。ただにて飲むも勝手なり。ただよりほかはまけ申さず」 と掲げられていました。1700年代における煎茶は、薬として珍重され、身分の高い人でなければ入手できない高級品でしたが、売茶翁は、身分や茶代を払うと払わまいは気にかけず、禅の教えを説きながら世の中で起こる様々な出来事について語り聞かせたので、人々の間で広く評判になりました。
禅の教えを説いて茶を振る舞った売茶翁のもとには「浪速の知の巨人」として称された「木村蒹葭堂」など多くの文人墨客たちが集まり、「売茶翁に一服接待されなければ、一流の風流人とはいえない。」と言われる程、高く評価されていました。

1742年に売茶翁は、京都・宇治の日本緑茶の祖と呼ばれる「永谷宗円」との出会います。
宇治茶栽培農家である永谷宗円が開発した製法(青製煎茶製法)の煎茶の風味の深みに驚き、茶事について語り合いながら一泊したと言われています。
また江戸時代絵師で奇想の画家と呼ばれる「伊藤若冲」とも深い交流があり、人物を描くことが少なかった若冲ですが、売茶翁の肖像画を多数描いています。
売茶翁の肖像画は伊藤若冲の他にも浦上玉堂、池大雅、松平定信、田能村竹田、田能村直入、渡辺華山、谷文晃、富岡鉄斎、与謝蕪村など錚々たる日本画家・文人画家に描かれています。

売茶翁が亡くなってからは、煎茶道は、弟子たちによって、「煎茶道具に対する崇拝」「血統へのこだわり」「体系化された儀礼」といった形式に凝り固まっていきました。この流れにより、美味しくお茶を頂くことを目的と茶道の流儀を参考にして一定の形式や礼法を定めた「宗匠派」と呼ばれる一派が生まれ、江戸・京都・大坂を中心に上流階級に広く普及しました。
その後に小川可進(小川流)・田中鶴翁(花月庵流)・八橋売茶翁(売茶流)らが、煎茶道の各流をおこし、各流派ごとに煎茶道を深めていきました。

■煎茶道具の種類について

煎茶道具には様々な種類の御道具がございます。 煎茶道には様々な流派があり、流派によって使われる煎茶道具も異なります。また流派によって使い方が違うものや呼び名が違う御道具もございます。

茶碗:急須と共に重要な道具です。煎茶茶碗の中でも少し小さめのものが玉露用で、大きめの茶碗が煎茶用と使い分けられています。白磁、青磁、染付、赤絵、色絵、金襴手の煎茶茶碗など様々ございますが、中でも古染付のものは珍重されています。茗碗(みょうわん)、茶盃(ちゃはい)、茶盞(ちゃさん)、茶鍾(ちゃしょう)、磁碗(じわん)、啜香(せっこう)など様々な呼称がございます。

茶托:煎茶茶碗の下に敷く台です。素材は銀、錫、銅、竹、木製などで作られています。茶托の他、托子(たくし)、茶台(ちゃだい)、納敬(のうけい)、飛閣(ひかく)という呼び名もございます。

急須:煎茶道具の中で最も重要な道具であり、一般的に知られている急須と同じく茶葉を淹れて注ぐ道具です。中国宜興市や日本の常滑の紫泥、朱泥が有名です。横手、後手のものがあります。

泡瓶(ほうひん)、宝瓶、方瓶:注ぎ口が三角形になっている茶を淹す器です。急須とは違い、取手は付いていません。備前焼、清水焼、常滑焼など様々な陶磁器製のものがございます。

火炉(かろ):銀瓶や土製の瓶などを上に乗せ湯を沸かす道具の一つで瓶掛や火鉢の小型の様なもの。涼炉と違い、中の灰を動かし火加減を調整します。銅製や陶器などで出来ています。

茶合(さごう)、仙媒(せんばい)、茶則(ちゃそく)、茶量(ちゃりょう):茶葉を計り急須に入れる道具。長さは11~16センチ程で、詩が書かれている竹製、錫製の唐物が多いです。

茶具褥(さぐじょく):煎茶席の煎茶道具の下に敷く木綿、麻、毛などで織られた布。

涼炉(りょうろ):湯を沸かす道具の一つで小型のコンロの様なもの。素焼きのものと磁質のものがございます。

烏府(うふ)、炭斗(たんとう)、炭取り(すみとり)、筥(きょ):涼炉用の炭の入れ物。竹、籐、紙こよりで作られているものが多いです。

火斗(かと):火の付いた炭を運ぶための器。一般に使われる十能に近いものです。素焼のものが多いです。

炉扇(ろせん):涼炉の中の炭を煽ぐ団扇。竹や籐で編まれたものが多いです。

羽箒(はぼうき):炉の灰を掃き清めるためのもの。雁や鶴など様々な鳥の羽が使われています。

火箸(ひばし)、火筋(かちょ):長さ20cm前後の炭を動かすための火箸。

炉屏(ろびょう):煎茶道具の奥に建てる、炉先に飾る屏風。竹製の他、木製のものもございます。

ボーフラ(保宇夫良):素焼きの急須の形をした湯沸かし器。横手と上手がございます。

罐座(かんざ)、瓶敷(びんしき):ボーフラなど湯沸かしを炉から降ろした際に、下に敷く竹、籐製のもの。

水注(すいちゅう)、水指(みずさし)、水滴(すいてき):煎茶の手前に必要な水を入れておくための水指。基本的には陶磁器製ですが、中には銀や銅などの金属や竹製のものもございます。

滓盂(しう)、滓方(しほう):淹れた後の茶葉である茶滓(ちゃかす)入れるための陶磁器製の蓋付の器。

建水(けんすい):急須や茶碗などの器を洗った際に出る水を捨てる器でいわゆる「こぼし」。唐金や銀などの金属製、陶磁器、曲建水などがあり、茶道具の建水とは違い蓋のないものがほとんどです。

茶心壷(ちゃしんこ)、茶入、茶壺:茶葉の入れ物です。素材は、主に錫製や陶磁器が多く、その他にも竹、木製のものもございます。錫製のものは唐物も多く存在します。

袱紗(ふくさ):茶心壷と仙媒など御道具を清めるための使われる絹や木綿製の織物です。

茶巾筒、茶巾入れ:茶巾を入れるもので、蓋付のものを巾盒(きんごう)、筒になっているものを巾筒(きんとう)と呼びます。

湯冷まし:玉露を出す時に湯を適温まで冷ますために使われます。流派によっては使われない御道具の一つです。

瓶床(びんしょう)、銚座(ちょうざ)、急須台:急須、茶銚、泡瓶を上に乗せる主に竹や籐を編まれて作られた台です。

碗筒(わんとう):主に藤や竹などで編みこまれて作られている茶碗を入れるための道具です。

洗瓶(せんびん):急須や茶碗などを洗うための水を貯めておく銅製や銀製の薬缶です。

盆(ぼん):煎茶道で使われる盆は様々な種類があり、お茶を運ぶための盆の他、盆手前で使われる大形のものを煎盆、手前の際に盆の上でお茶を入れるものが手前盆などがございます。また、一文字盆や葉盆、一双盆などもございます。素材は、紫檀や花梨、紅木などの唐木や欅、松が使われています。

茶櫃(ちゃびつ):煎茶道具一式を入れて保管しておくための道具です。欅や栃、松など様々な木を刳り貫いて作られています。

器局(ききょく):室内で使用する煎茶道具を収められる小型の茶箪笥です。籐や竹製のものが多いです。

提籃(ていらん):煎茶道具一式を納め、野外へ持ち運ぶための籠です。

煎茶道具の種類(紫泥急須・錫製茶托・炉扇)

■煎茶道の流派

煎茶道には「全日本煎茶道連盟」に加盟している流派と非加盟の流派、全国に様々な流派がございます。

小川流・愛茗流・安部流・一茶庵・羽楽流・雲井流・黄檗掬泉流・黄檗弘風流・黄檗松風流・黄檗東本流・黄檗売茶流・黄檗幽茗流・黄檗皎上月流・花月菴流・狭山流・玉川遠州流・玉泉流・薫風流・光輝流・光風流・皇風煎茶禮式・香山流・三井古流・三彩流・三癸亭賣茶流・柴山流・習軒流・小笠原流・松月流・松香庵流・松風花月流・松風清社・松風流(富山)・松風流(名古屋)・松莚流・蕉風流・織田流・瑞芽庵流・瑞芳菴流・清泉幽茗流・青山流・静月流・静山流・静中庵流・静風流・仙風売茶流・草石流・泰山流・知足庵流・竹田流・竹峯流・東阿部流・東仙流・二條流・日泉流・日本礼道小笠原流・芭蕉流・売茶正流・売茶本流・売茶流・八橋売茶流・美風流・風韵社流・文雅静庵流・文雅流・文房流・宝山流・方円流・笙風社・賣茶竹延流

■煎茶道具の高価買取のポイント

煎茶道具の「状態」「製作された時代」「作家」「共箱などの有無」等により査定額が決定いたします。
煎茶道具の多くは繊細で傷つきやすいため、ほこりや汚れなどが拭き取っていない状態で査定をお出しください。
古い時代の急須・茶壷・水平壷、茶碗、茶合などの骨董価値の高い唐物、伝来品や三浦竹仙、青木木米、中川浄益、高橋道八、佐々木二六など有名作家物や純銀製の煎茶道具の場合は高価買取できる可能性が高いです。

【煎茶道具の買取について】

煎茶道具の買取をご希望の際には、お電話(0120-274-888)もしくウェブサイトのお問い合わせフォームよりご相談下さい。
いちのやでは、急須や茶碗だけでなく、全ての煎茶道具が買取対象です。
神奈川、東京を中心に査定料・出張費無料の出張買取、日本全国にて査定料・送料無料の宅配買取にも対応しております。
いちのやでは煎茶道具の確かな知識を持っている専門の査定士が丁寧に買取っておりますので、ご売却をお考えの煎茶道具がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

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