川瀬巴水の木版画を買取いたします。

川瀬巴水の木版画を買取いたします。
2020年1月14日

いちのやでは、川瀬巴水の木版画を高価買取いたします。

本日は、大正・昭和初期を代表する版画家・浮世絵師である「川瀬巴水」についてご紹介いたします。

■川瀬巴水について

川瀬巴水(かわせはすい 本名:川瀬文治郎)は日本全国を旅して周り、日本の美しい風景を多く描き残し、生涯七百点を超える作品を生み出しました。夏にはわき立つ入道雲を、冬には深々と積もった雪景色など四季や時刻の表情を大切にした作風が川瀬巴水の作品の特徴です。
日本各地を旅して回り、日本の失われつつある美しいのどかな風景を詩情的に描いた近代風景版画の開拓者である川瀬巴水は、「旅情詩人」「旅の版画家」「昭和の歌川広重」などと呼ばれています。
巴水の作品は、元の風景には存在しない人物を描く事により、橋や寺との対比効果を利用し奥行を出し、傘を差している後ろ姿など顔を描かない事で詩情的な雰囲気を作り出しています。人物の配置にもこだわりを持っており、何度も人物の位置を変えては下書きや版を作り直していたそうです。

1883年に東京府芝区(現東京都港区)で、組紐職人であり洋傘の製造販売を営む川瀬庄兵衛の第一子として生まれました。
14歳の時には画家を志し、芝神明町に住む川端画学校出身の画家である青柳墨川を師として日本画を学びました。また、山水花鳥画を得意とする日本画家・荒木寛友からも手ほどきを受け、順調に画家の道を進みますが、25歳で家業を継ぐ事となり画家の夢を一度諦めます。
その後、川瀬巴水は、妹夫婦に家業を継がせ、27歳に日本画家・鏑木清方に教えを仰ぎましたが、年齢的に日本画を始めるには遅いと指摘され洋画家への道を示されました。

川瀬巴水は鏑木清方の教え通り、洋画専攻者の研究機関である「白馬会葵橋洋画研究所」に入門し、岡田三郎助から洋画を学びますが、洋画の世界では才能が開花することなく、挫折を経験しました。
その後、鏑木清方に再度学びたいと申し出ると、許しを得て、画号である「巴水」をもらいました。
その後、師が得意とした美人画では行き詰まりを感じ、1918年には同じく鏑木清方の弟子であった伊東深水の木版画作品の『近江八景』に影響され、木版画家としての道を歩み始めます。
衰退の一途を辿る日本の浮世絵版画を復興する為に、洋画家・版画家である吉田博、小林清親、高橋松亭、土屋光逸、渡辺省亭らと共に新規的浮世絵版画である「新版画」を確立していきました。

川瀬巴水の作品は、明治時代末期から昭和時代にかけての浮世絵商であり版画家でもある渡邊庄三郎と共に、何度も版をおこし色を重ね、試行錯誤を繰り返し行い、世界でも通用する木版画を製作しました。
大正時代には、「東京十二題」「旅みやげ第一集」「日本風景選集」などの日本各地を旅行し、旅先で描いた絵を原画とし、それを版画作品として数多くを渡辺版画店から発表し始め、詩的な風景版画を制作し、新版画家の中でも木版風景画家として認知されるようになります。

川瀬巴水の木版画作品は、アメリカの鑑定家、法律家、司法官僚として知られる「ロバート・ミュラー」によって欧米で広く紹介されました。現代においても、国内のみならず海外での評価も高く、アップル社の共同設立者であるスティーブ・ジョブズ氏も川瀬巴水の版画を所有していることで有名です。

■発表作品の年表

1920年(大正9年)「旅みやげ第一集」
1921年(大正10年)「東京十二題」「旅みやげ第二集」
1926年(大正15年)「日本風景選集」
1929年(昭和4年)「旅みやげ第三集」
1930年(昭和5年)「東京二十景」
1936年(昭和11年)「日本風景集東日本編」
1939年(昭和14年)「朝鮮八景」
1952年(昭和27年)「増上寺の雪」(無形文化財技術保存記録作品)

■川瀬巴水の作品一例

「東京二十景・矢口」「東京十二題井の頭の残雪」 「東京二十景お茶の水」「東京二十景芝増上寺」「天草本渡祗園橋」「日本橋(夜明)」「芝公園の雪」「塩原畑下」「増上寺之雪」「平泉中尊寺金色堂」「寺島村に暮れる雪」「清洲橋」「日光街道」「日光神橋」「雪の向島」「今井橋の夕立」「星月夜(宮島)旅みやげ第3集」「平泉 達谷窟」「松本幸四郎 関兵衛」など

木版画・浮世絵作品の他、水彩画や川瀬巴水の版画カシェ入り封筒の買取もいたします。

■川瀬巴水の木版画の高価買取のポイント

川瀬巴水の木版画作品の査定は、「状態」「作品名」「版元(渡邉木版画版・尚美堂版など)」などによって買取額が決定いたします。また複数点ある場合や連作の場合は、まとめてお売り頂いたほうが高価買取が可能です。
特に「旅みやげ第一集」「東京十二題」「旅みやげ第二集」などの作品は、大正12年の関東大震災により版木がほとんど焼けてしまったため希少性が高く、高価買取ができます。また「富士の雪晴 (田子の浦)」や「十五夜」など雪・月・雨・夜・人物が描かれた作品も人気がございます。

【川瀬巴水の木版画作品の買取について】

川瀬巴水の木版画の買取をご希望の際には、お電話(0120-274-888)もしくウェブサイトのお問い合わせフォームよりご相談下さい。
いちのやでは、川瀬巴水の木版画の他、浮世絵や絵画、骨董品などの買取のご相談も大歓迎です。
ご売却をお考えの木版画作品がございましたら、専門の査定員がお客様の大事なお品物を拝見させていただきますので、お気軽にお問合せ下さい。

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